6年に一度の天下の大祭

15/04/2016

諏訪大社の御柱祭と同じく6年に1度の「御柱大祭」が16日、上田市下之郷の生島足島神社で開幕する。笛や太鼓が響く中、山から切り出した4本の巨大な柱を氏子ら約1000人が木遣りに合わせて引く。18日まで。

16日午後3時、てんぐや米俵を載せた船を引く子供たちの行列が、柱が置かれている「お旅所」まで練り歩く。17日午前11時、柱がお旅所を出発。御柱 となる4本のアカマツは直径約1メートル、長さ17メートル、重さ3・5トン。氏子らは、神社までの約2キロを威勢良くかけ声を上げながら進む。18日午 前10時、柱を人力で境内の4カ所に建て、フィナーレを迎える。
御柱そのものは、長さ約17m、直径1m余り、重さ約10トンの巨木。柱を山から里へ曳き出す「山出し」が4月に、神社までの道中を曳き、御柱を各社殿 四隅に建てる「里曳き」が5月に、上社・下社それぞれで行われます。諏訪の人々は氏子として全精力を注いで16本(4社×4本)の柱を地区ごとに担当しま す。御柱祭にかける氏子の情熱は、昔も今も変わりありません。日本人の熱いエネルギーの高ぶり、神聖な熱狂にあふれた稀少な祭りといえるでしょう。